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2009年1月

2009年1月26日 (月)

美術を訪ねる旅 フランス1 金髪の美女との出会い

イタリアから飛行機でおよそ2時間くらい

だったろうか。

イタリアからフランスへ入国した。

日本でいうとCA、いわゆるスチュワーデスさんが

こちらでは、ほとんどが男性であることが多い。

それも、どちらかというと、筋トレで上半身を

鍛え上げているような、マッチョなスチュワード。

お盆を両手に狭い飛行機の通路を、

フィッシュ?orビーフ?と聞いていく。

短距離の航空路線は、小さな飛行機が多く、

お尻の部分に階段が付いており、飛行機の

機体のちょうど、後ろから階段を上がっていく

タイプだ。

フランスに到着、ツアーで宿泊するホテルは、

パリの市内、中心部から北西に行った

クリシーというところだった。

ツアーでも、ホテルのランクは二つあり、

私は、もちろんスタンダードタイプのプラン。

スーペリアプラン、いわゆるスペシャルの

ランクの方は、パリの中心部にも近い、

エールフランス系列のメリディアンホテル

だった。(何年後かにここを利用するのだが)

到着すると、友人のMくんがホテルのロビーで

待っていてくれた。

荷物を置いて、ふたりででかける。

地下鉄には乗らずに、パリの空気を味わおう

ということで、気温は高くかなり汗ばむ気候

ではあったが、歩いて目的地を目指した。

今回が初の外国旅行、ほのかな淡い期待と

いうものも当然持っていた。

青い目の金髪の美女との出会い。

しかしながら、出会いは突然に、唐突にやって

きた。それも予期せぬ形で。

私たちが歩いていたところは、北西部から、

ひたすら東へ、モンマルトルの丘を目指して

いたわけだが、その途中には、ムーランルージュが

ある。

日本でいうと、新宿の歌舞伎町のような

繁華街。

いきなり、たくさんの美女群がつぎつぎに

われわれ、若者に言い寄ってくる。

「オニーサン、イラッシャイ!」

「ヨッテッテヨ!」

「オヤスクシテオクワヨ!」

「オニーサン、ドウ?」

なんだ、なんだ、次々に日本語。

そして、金髪の美女たち。

客引きである。

そのあまりにもストレートかつ露骨な

表現に、面食らってしまった。

淡い期待と甘い思いは、一気に

砕かれた。

もちろん、そのまま、あまりにもおかしかった

ので、笑いころげながら、進んだけれども。

Photo サクレ・クール寺院。

白亜の宮殿とも呼ばれている美しい形の

建物である。

パリの北部の丘の上に建っているため

どこからでもこの建物は見える。

寺院を下から眺める位置で、バーに入り

ビールを飲みつつ、寺院をスケッチした。

パリでは、このオープンエアのカフェが

本当に似合う。

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2009年1月10日 (土)

美術を訪ねる旅 イタリア

Firenze_2

イタリアのフィレンツェは本当に

美しい風景で、特に丘の上からは

おすすめですね。

ローマから、鉄道でいったのですが、ある程度は

遠いんのです。ローマから300キロですから、

東京から新潟くらいの距離です。

Ufizzi_2

Ufizzi

ウフィッツィ美術館

ここは最近では予約しないと

入館できないようです。

webページから受け付けています。

Tanjo_2 好きな絵は、ボッティチェリの

「ビーナス誕生」と

Haru_2 この「春」です。

キリスト教の強い規制のあった時代から

やや規制がゆるやかになったルネサンス時代は

人間主義の復活です。

美しい人間の型とされていた、ギリシア時代の

優雅な人間の美しさを探求しています。

もちろん、この時代にも、キリスト教絵画は

ありましたが、ボッティチェリのような

ギリシア神話を題材にした、やわらかな

雰囲気の絵画は好きですね。

(アートは眼で観るな)

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2009年1月 9日 (金)

初めて観たダ・ヴィンチ

Jyutaikokuchi_2 外国に行き、初めて観た

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵が

この「受胎告知」だ。

イタリア フィレンツェのウフィッツィ美術館にある。

学生時代にひょんなきっかけで、外国旅行を

することになった。

それまでは、自分は外国旅行とは無縁な存在であった。

この後、強烈に惹かれていくのは、この初旅行がきっかけ

となった。

同じバイト先で働いていたM君が、お金を貯めて、

1年間休学し、海外遊学に出かけるということだった。

彼は当時建築家を目指しており、建築家の安藤忠雄氏が

たどった、ロシアからヨーロッパ、アフリカ、アジアを陸路で

行くということだ。

夏休み期間中の、1カ月はフランス パリに滞在するので、

その間に遊びに来ないかという誘いがあった。

海外旅行は一度も行ったことがなかったけれど、

せっかくの機会だしと、パスポートを作って、JTBのツアーを

申し込んだ。

最初の自分の考えでは、パリ・ロンドンを考えていた。

ところが、JTBの受付のおばちゃんは、ロンドンに行くなら

イタリアにしたほうがいいと強烈に勧めた。

その言葉に従い、ロンドンは行かずにイタリアに行くことに

変更した。

ツアーの宿泊地は、ローマであったが、自由行動日に

ぜひともフィレンツェに行きたいと思い、ローマ着後に

鉄道の切符を買って、フィレンツェの日帰りを試みた。

そこで、出会ったのが、この「受胎告知」である。

思ったよりも小さい。

けれども、初めて本物のダ・ヴィンチの作品を観たのだ。

(アートは眼で観るな)

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2009年1月 8日 (木)

沢尻エリカは現代美術になるか?

Sawajiri

(画像は公式ページより)

http://www.stardust.co.jp/section3/profile/sawajirierika.html#profileBox

誰もが知っている沢尻エリカさん。

2008年2月に、彼女のコスプレ写真100点が、

美術館の壁に、飾られたことがあるのです。

そして、この展覧会のポスターやチラシの写真も

キャラクターは、沢尻さんだったのですが、

展覧会名が、「Space For Your Future」展であったためか、

未来風を意識して、なんだか血の気の無い、アンドロイドの

ようなメイクを施された沢尻さんだったので、街中のポスターでも

気づかれなかったかもしれません。

http://sfyf.mot-art-museum.jp/

この展覧会公式Webページでも、一瞬ですが、その「沢尻コスプレ写真」が

3画面目にチラリと出てきます。

よく観ないと、フラッシュ画面がすぐに切り替わってしまうので

注意が必要です。

1点1点は、それ相応のメイクが丁寧にされており、

衣裳も、ひとつひとつに抜かりがない。

コスプレと言えども本物志向を重視しているのが分かる。

こうして、スタジオ撮影された写真100点が、額縁に入り、

美術館の広く大きな壁にかかるとなるほど、沢尻エリカという

ひとりの芸能人であることは、すっかり忘れてしまう。

もちろん、コスプレの定番である、セーラー服姿や、ナース、

チャイナドレスなどはもちろん、男の子役の学生服姿や

彼女の将来を予感させるウェディングドレス姿もある。

客観的に観れば観るほど、化粧栄えのする非常に

ナチュラルな顔であることが分かってくる。

これが、AneCanのモデルであるエビちゃん(蛯原友里)や

Ayu(浜崎あゆみ)やクーちゃん(倖田來未)であったとしたら、

顔の個性が勝ってしまって、うまい具合に、現代美術としての

素材にならなかったのかもしれない。

そういう意味で、沢尻エリカは、何色にでも染めやすい女性

なのかもしれない。

と、いうことで、つい先日の7日に入籍を済ませられ、19日に

明治神宮で挙式を挙げられる沢尻エリカさんを心から

祝福したいと思います。

http://www.erika-official.com/index.html

沢尻エリカさん オフィシャルサイト

以上

(アートは眼で観るな)

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2009年1月 6日 (火)

6億円の現代アートがいつでも観られる?

Ribon 6億円の現代アートを観に行く会を

開催いたします。

1月10日(土)10:00から

東京都現代美術館 常設展 入口集合

■課外授業(アートは眼で観るな)

6億円もした日本が持っている美術館の作品で

もっとも金額の高いものと思われる現代アート。

ロイ・リキテンスタイン作の「ヘア・リボンの少女」を

中心に作品を観て回ります。

果たして、あなたにも、その価値が分かるか?

(アートは眼で観るな)

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2009年1月 5日 (月)

番外編 5分で分かる美術館講座(youtube動画)

http://jp.youtube.com/watch?v=rdClFkHPzk0

5分で分かる美術館講座というのを

カツマー勉強会でやりました。

動画と音声で、美術館の楽しみ方を

解説してみました。

もちろん、この動画も5分で終わります。(笑)

5分は、長いようで、短い。

youtubeにアップされています。

以上

(アートは眼で観るな)

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2009年1月 4日 (日)

ダ・ヴィンチは現代ならサッカー選手か?

Jigazo

レオナルド・ダ・ヴィンチが現代に

生きていたとしたら、ひっとしたら、

移籍するたびに、契約金がどんどん

値上がりするサッカー選手だった

かもしれません。

この絵は、レオナルド・ダ・ヴィンチの

自画像とされている絵です。

ずいぶん、老けた老人です。

この自画像がいったいいつ頃描かれた

ものなのかは、分かっていません。

レオナルドと同じ時代の、ボッティチェリや、ミケランジェロ、

ラファエロらに比べると、レオナルドは、各地を転々とした

人ということになります。

セリエA(アー)のチームを転々と移籍していく、さながら

サッカー選手のようでもあります。

レオナルドは、生まれは、フィレンツェ近郊の村、

その後、フィレンツェの工房で修行した後、ローマへ。

ミラノが、軍事的にも力を持つようになった時代は、

ミラノへ。

ミラノ時代に、「最後の晩餐」を描いています。

そして、最晩年は、フランスのアンボワースという

街に暮らし没します。

イタリアに比べると、フランスは寒い場所で、

老年になっての異国の地への移動と、移住は

身体にも堪えたのではないでしょうか。

当時のフランスの国王、フランソワ1世の

招きで、フランスに移籍したわけですが、

そのおかげで、ルーブル美術館に作品が

保存されることになりました。

以上

(アートは眼で観るな)

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2009年1月 3日 (土)

モナ・リザは不運な絵なのか?

Liza 世界でもっとも有名な絵と言ってもいい

「モナ・リザ」ですが、いくつかの不運を

経験しています。

現在は、フランスの首都であるパリの

ルーブル美術館にあるのですが、

こんなに有名なルーブル美術館になりながら、

一時期、この「モナ・リザ」は、ルーブル美術館から

姿を消してしまったのです。

■盗難されてしまったことがある。

さぞかし、有名な絵だから、警備も十分なんだろうと

想像しますが、今から100年前くらいの1911年頃は

そうでもなかったようで。

館内の工事夫のふりをしていたイタリア人の男性に

堂々と盗難されてしまったのでした。

まさかと、思うでしょう。

工事の道具などにまぎれて「モナ・リザ」も

持ち去ってしまったようです。

びっくりしたのは、ルーブル美術館。

あるべき場所に、あるものがない。

「モナ・リザ」がなかったのです。

当時は、金属探知機や、防犯カメラは

あるわけでもなく、大混乱。

探しに探したわけですが・・・。

■見つかったのは、イタリアで。

レオナルドの故郷のイタリアで

見つかりました。

犯人は、部屋にずっと隠し持っていた

ようです。

レオナルドの名画「モナ・リザ」を祖国に

帰郷させたかったというのが、理由のようでして、

実にイタリア思いな方ではありますが。

それにしても、見つかってよかったです。

こうして、無事、ルーブル美術館に戻りました。

■日本にも一度だけ来たことがある「モナ・リザ」

田中角栄首相時代に、一度だけ日本にも

来日しています。

日仏友好の文化交流で、来たようです。

今後、来ることはまずないでしょうね。

■左右をカットされてしまった「モナ・リザ」

実は、この「モナ・リザ」は、本当は、左右に

柱がある絵だったのです。

額縁におさまらないからという理由で、

左右を合計7センチくらい短くされてしまいました。

Ra_2 先日もこの絵を観たのですが、

この絵は「モナ・リザ」を参考に

して描かれています。

大きく異なるのは、左右に

円柱の柱が描かれていること。

元の「モナ・リザ」にも、この柱はあったなのです。

元の「モナ・リザ」が観てみたいところですが、

歴史は逆戻りしません。

われわれは、かつての絵を想像するしか方法が

ありませんね。

以上

(アートは眼で観るな)

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2009年1月 2日 (金)

モナ・リザは、すごい絵なのか?

Images この作品は、レオナルドが晩年に

モナ・リザと同様にずっと自分の

手元に持っていた絵です。

なぜ、この絵のが有名にならずに、

「モナ・リザ」のほうが有名になったのか、

考えてみたいと思います。

Ra この絵は、「モナ・リザ」を参考にして

描いたものと言われています。

確かに、構図も似てます。

女性が椅子に腰掛けて

ポーズをとってこちらを見ています。

後ろの背景も細かく描かれていますね。

どこか、違うのでしょう。

女性の顔のリアリティがまず違います。

明るいところ、暗いところの陰影が異なりますね。

ちょっと、人形ぽい感じです。

Raphaelwoman この絵も女性を描いています。

先ほどの絵よりは、落ち着いて

います。

あまり人形のような感じはしません。

服のしわなどの感じも丁寧に描かれています。

ただし、モナ・リザのような圧倒的な存在感はありません。

こうしてみると、いかに「モナ・リザ」は、人物画としても

レベルが高いものなのか分かってきますね。

比較することで、「モナ・リザ」の黒い服が、

人物を際立たせている役割をしていることが

感じ取れます。

衣服の色が、赤や青、黄色だと、目障りになってしまう。

服が黒であることによって、私たちの視線は、

顔に集中することが出来るのです。

以上

(アートは眼で観るな)

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番外編 東京の美術館 その1

公式の美術館のWebページです。

東京国立博物館

http://www.tnm.go.jp/jp/

国立西洋美術館

http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

東京国立近代美術館

http://www.momat.go.jp/

国立新美術館

http://www.nact.jp/

東京都美術館

http://www.tobikan.jp/

東京都現代美術館

http://www.mot-art-museum.jp/

東京都写真美術館

http://www.syabi.com/index.shtml

東京都庭園美術館

http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html

東京江戸博物館

http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

(アートは眼で観るな)

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2009年1月 1日 (木)

はじまりは、レオナルド・ダ・ヴィンチ

Photo

アートって、なんだか分かりづらい。
絵を観ることは誰でも出来るけれども、
見方が分からない。

と、いうことはよく聞きます。

確かに、ぼおっと、ただ漠然と観るだけでは
分からないこともあります。

ただし、いくつかのルールを知ることで
もっと楽しむこともできます。

ここに世界でもっとも有名な絵である
「モナ・リザ」があります。

誰が描いたものであるかさえ、多くの人が
知っていますね。

もっともシンプルに観て、「女の人」の肖像画なのだ
ということが、分かりますね。

ところで、どうして、女の人であって、1500年くらいの
当時の時代背景からして、この女の人の絵が、聖母マリアには
ならないのでしょう?

■黒い服を着ている

そうですね。

まず、気がつくのは、この女性は、黒い服を着ている。
さらに、薄い生地の羽織ものを身につけているのも
分かります。

単純に、黒い服 イコール 喪服という想像もできます。

一般的なルールとして、聖母マリア(イエス・キリストの母)は、
赤い服か青い服を着ています。

古くからのキリスト教の絵画においても、例外なくこのルールです。

そして、たいていは、画面の中央に位置しており、子供(イエス)を
両腕に大切そうに抱いております。

と、すると、この「モナ・リザ」と私たちが呼んでいる絵は、
そのルールから、逸脱していることが分かります。

1、服は赤や青でなく、黒を着ている。
2、腕は手前で組んでおり、子供を抱いている訳ではない。
3、たったひとりの女性像であり、天使や使者も描かれていない。

ということで、私たちは知らない間に、この「モナ・リザ」を
観たときに、一瞬のうちに判断して、キリスト教絵画ではないのではないかと
決定しているのです。

■だったら、有名な人の肖像画なのか?

この絵が、聖母マリアではない。
としたら、誰か有名な人の肖像画なのではないかと、
今度は想像します。

フランスのパリにあるルーブル美術館では、
この絵のタイトルとして、「ラ・ジョコンド」と
記しています。

ジョコンド夫人ということです。

他の説では、イザベッラ夫人というのもあります。

今現在でさえ、断定できる有力な説はないのが正直なところ。

はっきり言えることは、誰か特定の肖像画では
ないのではないか?ということですね。

肖像画は、通常誰かに頼まれて、依頼主に引き渡すというのが
通常です。

この「モナ・リザ」は、レオナルドが、52歳くらいから
描きはじめ、死の直前の67歳までかけて、15年間に
わたって少しずつ描いていたとされています。

奇抜な説では、レオナルドの自画像なのではないか?
というものさえ、あります。

今回のお話は、これくらいになります。

次回は、

1、「モナ・リザ」のどこが、すごい絵なのか?

2、「モナ・リザ」は盗難にあったこともある。

3、「モナ・リザ」は、なぜイタリアではなく、フランスにあるのか?

というのを話題にお話しいたします。

以上

(アートは眼で観るな)

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